33歳の悪夢

たかまさです。

先週末。このご時世で出てはいけない熱が出た。

平熱から一転して39.5分。

咳はないけど喉が痛い。

多分扁桃腺やと言い聞かせ

隔離部屋で新型コロナの症状を調べまくった。

 

(うん。多分扁桃腺や。一晩寝れば治る。気から病や。

水分一杯飲んで寝たら治る。)

 

右に向き眠りにつく。

不安があったんやろうな。多分。

その夜それは始まった。

 

悪夢「金縛り脱出ゲーム」

 

「ようこそ諸君、君たちは金縛りにあっている」

ライアーゲーム風な部屋の中でサウナの中にいる感じで

自分が寝た姿勢の状態で金縛りにあっている。

周りに人の気配はある。

覆面かぶった奴が足を組んで足元に座っている。

 

「金縛りから抜けたければ私がイメージした人体のある点を当てれば金縛りから抜けられる」

言葉は話せへんし、動けへん。意味がわからず、とりあえず首をイメージしてみたら

 

「そこではない。」

その後も結構いろいろイメージし、何回かやりとりしたけど当たらん。

そして(右膝の裏)をイメージした時にようやく金縛りが解け、同時に目が覚める。

 

(夢か。気持ち悪い夢やったなぁ。)

変な汗が出たのでこれは熱が下がったんちゃうかと

熱を測ると39.5分

 

(一晩で治る。一晩で治る。)

今度は左を向いて眠りにつく。

そしてまたそれは始まった。

 

悪夢「金縛り脱出ゲーム」

 

「ようこそ諸君、君たちは金縛りにあっている」

さっきと同じ状況。違うのは自分の体勢だけ。

薄らボヤッと残っている記憶を頼りに答える自分。

 

(右膝の裏)

「そこではない」

えっ違う。その後も色々答えるが尽く違う。

 

(左腕。)

「ちっ」

舌打ちする覆面やろう。同時に目が覚める。

 

(心なしか左腕が痺れている。同じような夢やったなぁ。悪夢やん。)

変な汗を大量にかき、気分もすっきりしているので

少し期待して熱を測ってみると39.4分

 

(全然下がってへんやん。もっと汗かかなあかん。)

今度は右を向いて眠りにつく。

そしてまたそれが始まる。

 

悪夢「金縛り脱出ゲーム」

 

「ようこそ諸君、君たちは...」

このくだり知ってると脳は理解している。

不安はさほどない。心なしか右のくるぶしが痛い。

 

(まさか、、、右くるぶし)

「ちっ」と一発目で金縛りが解け目が覚める。

また変な汗をかいたので今度こそはと熱を測ると

39度5分。

 

どうやら高熱故に意味わからん悪夢を見てて

寝相で痛くなってるとこが金縛りのポイントになってる見たいやと分かる。

高熱の中でのアハ体験。

 

それからも同じ悪夢が何回も続く。

理屈が分かってしまえばこんな簡単な悪夢はない。

最後の方は大体腰が痛かったから

答えは分かってたけどもう起きたくないからあえて間違った答えを言って覆面やろうをおちょくってた。

 

そんなこんなで、翌朝熱を測ると安定の39度5分。

病院に行くことを腹に決め

新型コロナ相談所→病院とそれぞれの許可を経て診察してもらい、

結果急性扁桃炎と診断。

薬をもらい翌朝には完治しました。

 

あーほんまコロナじゃなくてよかった、、

しかし33歳にもなると高熱でこんな夢を見るんやなと。

新型コロナ相談所の人に「倦怠感ありますか?」と聞かれ

「39度ありますがスッキリしてます」と即答。

この悪夢のアハ体験も一役かっていたのかも?